M&Aに関する意思決定を行うにあたり、対象会社ないしは事業等に対する実態を把握し、問題点の有無を把握するために行う調査のことを「デューデリジェンス」といいます。
主に財務デューデリジェンスでは、直近財務諸表及び過去の財務諸表の分析・調査、資金繰りの実態、含み損等の簿外負債の把握等の調査などを行います。税務申告書が正しく作成されているかに関する調査、あるいは税務調査における更正のリスクなどの検討も実施します。デューデリジェンスの結果、発見された事項については、重要な検討事項は契約上の条件ないしは取引価額の調整要因とされます。
BVCJでは、M&A取引等のトランザクション・アドバイザリー業務の経験を積んだ公認会計士がデューデリジェンスを担当します。これは通常時間の制約が厳しいM&A取引において、迅速に対象会社の財務上の問題点を網羅的に把握し、その発見事項を正確にクライアントに報告し、かつその発見事項をクライアントが的確に利用できるようにアドバイスすることは、経験を積んだ専門家でなければならないと考えるためです。
「事業デューデリジェンス」とは、対象企業の属する市場規模やその動向、競合環境の推移等を調査しレポートするサービスをいいます。
企業価値を査定するには、財務諸表を見るだけでは不十分です。「どんな社風か」「優秀な人材はいるか」「有用な特許を保有しているか」など対象企業内のあらゆる要素を把握する必要があります。
BVCJでは、SWOT分析、PESTフレーム・ワーク、7Sモデルなどを利用しながら、市場動向の調査、対象企業の業界内におけるポジショニング、対象企業の強み弱みの分析、同業他社とのKPI分析、管理・報告体制及び内部統制のレベル等を分析し、クライアントにその結果を報告します。